竹久夢二歌碑(東山温泉・会津若松市)概要: 竹久夢二(明治時代から昭和初期に画家、詩人として活躍した。数多くの美人画を残し「夢二式美人」とも呼ばれ呼ばれ、大正ロマンの代表格。)は東山温泉をこよなく愛した1人で、明治44年(1911)と大正5年(1916)、昭和5年(1930)の3度東山温泉を訪れています。夢二の代表作の1つ「宵待草」は大川端に揺れる月見草から思いついたとされ、歌碑には「 まてどくらせど 来ぬひとを 宵待ち草のやるせなさ こよいは月も 出ぬそうな 」の詩が刻まれています。宵待ち草(待宵草:月見草)は夕方から朝方にかけて咲きその後に萎んでしまう事から、自分の恋愛と宵待ち草の儚さを重ね合わせた歌とされています。又、夢二は東山温泉の芸子である「とんぼ」をモデルとして美人画も製作しており定宿に残されています。歌碑は元々大川の川岸に建立されていましたが、諸事情により雨降り滝の前、ケーブルカー駅前と移り、ケーブルカーが廃止後に現在地に移されています。
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