小峰城(白河城)

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概要・歴史・観光・見所
小峰城(白河城)概要: 小峰城は福島県白河市郭内に位置し、別名「白河城」や「白河小峰城」とも呼ばれています。小峰城の築城は南北朝時代の南朝暦:興国元年/北朝暦:暦応3年(1340)に鎌倉幕府の有力御家人だった結城朝光の曾孫にあたる白川親朝によって本城である白川城の支城として築かれました。親朝は隠居する際、嫡男である白川顕朝に白川城、2男である白川朝常に小峰城を継がせ、朝常は地名に因み「小峰」姓を掲げ、白川氏の有力一族として活躍しました。白川氏と小峰氏は共に協力しながら北関東にも版図を広げ周辺大名からも一目置かれる存在となりましたが、戦国時代に入ると互いに対立するようになり、永正7年(1510)には白川政朝が小峰朝脩を自刃に追い込む事件が発生、これを機に朝脩の父親である小峰直常は岩城地方の領主岩城常隆の強力を仰ぎ、政朝の軍を破り白川領を掌握、政朝の子供である顕頼を傀儡とし白川氏の本拠を小峰城に定めました。しかし、両家の戦いにより次第に白川結城氏の勢力が衰え始め、さらに常陸の佐竹氏や下野の那須氏からも侵攻を受け、天正18年(1590)に豊臣秀吉の小田原の陣へ参陣しなかった事から奥州仕置きにより改易させられます。

その後、小峰城は鶴ヶ城(会津若松城)に入った蒲生氏郷の管理下に置かれ、城代として家臣である関右衛門一政、町野長門守吉高を配しましたが、慶長3年(1598)、氏郷の跡を継いだ蒲生秀行が宇都宮城(栃木県宇都宮市)に移封となり、代わって鶴ヶ城に入った上杉景勝は小峰城に五百川縫殿介を城代としています。慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの際に景勝は西軍に与した為、東軍の進軍経路にあたる小峰城を改修したとされます。関ヶ原のの戦いで西軍が敗北した事を受け、景勝は米沢藩(山形県米沢市)に移封になり、鶴ヶ城には蒲生秀行が復権し、小峰城も以前の城代だった町野長門守吉高の後継と思われる町野左近氏吉、その後は平野日氏を配しています。寛永4年(1627)に蒲生家が改易になると小峰城には棚倉城(福島県棚倉町)から丹羽長重が入封し白河藩を立藩、東北地方に配置された、伊達氏、佐竹氏、上杉氏などの有力外様大名の抑えとする為、幕府の命により寛永6年(1629)から本格的に城郭の改修が行われ、寛永9年(1632)に概ね竣工しています。その後は榊原氏、本多氏、奥平松平氏、越前松平氏、久松松平氏、阿部氏が白河藩主を歴任し、江戸時代末期の慶応3年(1867)からは幕府直轄領となり、二本松藩(藩庁:二本松城)丹羽家が小峰城を管理しました。慶応4年(1868)に発生した戊辰戦争では奥羽越列藩同盟側の最終防衛ラインを下野国と陸奥国の国境付近に想定していた為、周辺で激しい攻防戦が繰り広げられ小峰城もその兵火により焼失、落城しています。

小峰城は背後が阿武隈川という天然の堀があった為、防衛の意識はもっぱら東南方向に向いていて、本丸から三の丸まで4重の堀で囲っています。本丸には三重櫓をはじめ櫓門など多くの建物が配せられ今日に見られるような城郭へと変貌し、平成18年(2006)には鶴ヶ城(会津若松城)盛岡城(岩手県盛岡市)と並び東北三名城日本100名城に選定されています。戊辰戦争時には激戦地となり多くの建物が消失し、戦争後は廃城なりほとんどの施設が取り壊されました。楼閣建築では唯一太鼓櫓が民間に払い下げられ三の丸に移築し現存しています。又、小峰城は現在城山公園として整備され平成3年(1991)には三重櫓(木造で復元)、平成6年(1994)には前御門が古図面(白河城櫓建絵図−白河市指定重要文化財)などを元に復元されており多くの観光客を集めています。小峰城跡は大変貴重な事から平成22年(2010)に国指定史跡に指定されています。

小峰城(白河城):写真

小峰城(白河城)
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