竹細工・竹藤(会津若松市)概要: 竹藤は江戸時代初期の寛永元年(1624)に創業した竹を扱う商家で福島県会津若松市中央1丁目に位置しています。正面の店舗は江戸時代後期の天保12年(1841)に建てられ、商家の町屋建築としては会津城下最古の建物で、木造2階建て、切妻、金属板葺き、平入り、外壁は真壁造り板張り。、
正面には半間ほど前に張り出し雪国の町屋で見られる「雁木」、「こみせ」のような空間があります。江戸時代には軒高の規制もあったからか建物の高さが低く抑えられているのも特徴の1つで、しとみ戸などの開口部も旧態を留めています。
背後には文政6年(1823)と文久2年(1862)建てられた土蔵と明治元年(1868)に建てられた母屋が続いています。竹細工・竹藤は江戸時代後期の町屋建築の遺構で景観的にも優れていることから平成10年(1998)に会津若松市歴史的景観指定建造物に指定され、店舗、主屋、竹蔵、座敷蔵は国登録有形文化財に登録されています。
竹細工・竹藤:上空画像
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