高瀬観音(福昌寺)

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概要・歴史・観光・見所

高瀬観音(福昌寺)概要: 吉高山福昌寺は福島県会津若松市神指町大字高瀬字高瀬に境内を構えている曹洞宗の寺院です。伝承によると創建は平安時代末期の承安2年(1172)、奥州で産出した金により豪商となったとされる金売吉次、吉内、吉六の3兄弟が京都に上洛する為に村東にあった応湖川を舟で渡る際、大雨の影響もあって川が増水し舟が転覆し吉六が溺死してしまいました。

吉次、吉内の兄弟は吉六の菩提を弔う為、観音堂を建立し、本名「吉六義高」から「吉高山」を号するようになったと伝えられています。一方、福昌寺の開山は霊庵芳珍と伝えられる事から、3兄弟の伝説以前から福昌寺、又は前身寺院が存在していたのかも知れません。その後衰微しましたが、恵倫寺(福島県会津若松市花見ケ丘3丁目)出身の道谷和尚により中興され曹洞宗の寺院となってます。

高瀬観音堂は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺き、平入、桁行3間、張間3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り、向拝には象や獅子、龍などの精緻な彫刻が施され内部には札所本尊である十一面観音像が安置されています。福昌寺本堂は木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、平入、桁行6間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、正面花頭窓付。境内には金売吉次、吉内、吉六の兄弟御堂や吉六義高の墓碑と伝わる五輪塔などが建立されています。

又、高瀬観音境内の隣地は鶴ヶ城の城主である上杉景勝が上杉家執政直江兼続に築かせた神指城の外郭土塁跡で、そこに生える高瀬の大木(ケヤキ)は国指定天然記念物に指定されています。

会津三十三観音霊場第15番札所(札所本尊:十一面観音菩薩(高瀬観音)・御詠歌:乗り得ても心許すな天小舟 高瀬の波は時を嫌わず)。山号:吉高山。宗派:曹洞宗。本尊:薬師如来。

高瀬観音:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-吉高山福昌寺


高瀬観音:ストリートビュー

高瀬観音:本堂・観音堂・写真

高瀬観音(福昌寺)境内正面に設けられた石造山門を撮影した画像
[ 付近地図: 福島県会津若松市 ]・[ 会津若松市:観光 ]
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