白木屋漆器店(会津若松市)概要: 白木屋漆器店(福島県会津若松市大町一丁目)は江戸時代初期の慶安年間(1648〜1651年)に創業し、江戸時代中期の享保年間(1716〜1735年)から漆器業を営む老舗で代々この地で同業の生業を行ってきました。
現在の建物は大正3年(1914)に、設計は山岸清助、施工は山岸源蔵が手掛けた洋風商業建築で、木造土蔵風3階建て、縦長の窓やドーマ、棟飾りなど洋風建築の要素を取り入れ、窓周りを立体化させるなどの工夫が見られます。建物の間口が広い為か洋風建築でありがちな垂直的なデザインではなく、水平に目地を切りる事で独特な印象をもちます。建物の入口が特に請った施しがなされています。
白木屋漆器店は大正時代に建てられた商業建築の遺構と景観的にも貴重なことから平成9年(1997)に会津若松市歴史的景観指定建造物に指定されています。
白木屋漆器店:上空画像
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