示現寺

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概要・歴史・観光・見所
示現寺(喜多方市)概要: 護法山示現寺は福島県喜多方市熱塩加納町熱塩甲に境内を構えている曹洞宗の寺院です。示現寺の創建は平安時代初期に弘法大師空海(真言宗の開祖、平安時代初期の高僧)が開山したと伝えられています(徳一大師が開いたという説もあります)。当初は五峯山慈眼寺と称して真言宗の寺院でしたが荒廃し天授元年(1375)に慶徳寺を開いた玄翁心昭和尚(源翁:殺生石を鎮めた事でも有名、門前町である熱塩温泉の発見者)が示現寺として中興し、曹洞宗に改宗開山しました。その後は奥州一帯に教えを広め三十七ケ寺の末寺を有する名刹として確固たる地位を確立しています。

示現寺は寺宝も多く、正面の総門は寛保元年(1741)以降に建てられた一間一戸、切妻、瓦葺の四脚門で会津地方の近世寺院建築物の遺構として貴重な事から平成18年(2006)に喜多方市指定有形文化財に指定されています。示現寺観音堂は天明8年(1788)に建てられた木造平屋建て、三間四方、宝形造、桁行3間、張間3間、金属板葺、正面1間向拝付き、向拝には龍、獅子、象などの精緻彫刻、外壁は真壁造板張り、内部には会津三十三観音霊場に指定されている千手観世音菩薩像が安置され、総門と同様に江戸時代中期の御堂建築の遺構として貴重な事から平成18年(2006)に喜多方市指定有形文化財に指定されています。

示現寺山門は切妻、金属板葺、一間一戸、棟門形式の鐘楼門、右側に庫裏に繋がる回廊が設けられています(正式な曹洞宗の伽藍では左右に回廊があります)。示現寺本堂は木造平屋建て、寄棟、金属板葺、平入、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は縦板張り、内部の内陣には本尊である虚空蔵菩薩像が安置されています。境内には戊辰戦争の際敵味方区別なく介抱し社会福祉事業の先駆者となった瓜生岩子の坐像、墓碑や加波山事件殉難志士顕彰墓碑、源翁和尚の墓などがあります。会津三十三観音霊場第五番札所(札所本尊:千手観世音菩薩・御詠歌:後の世を 救け給えや観世音 慈悲熱塩に 参る身なれば)。徳一大師五大寺如法寺円蔵寺勝常寺示現寺恵日寺)。宗派:曹洞宗。本尊:虚空蔵菩薩。

示現寺の文化財
・ 椿彫木彩漆笈-室町-檜材、総高88.3p,上三段両開扉-国指定重要文化財
・ 示現寺中世文書-南北朝〜江戸初期-芦名氏関係-福島県指定文化財
・ 総門-寛保元年-四脚門、切妻、瓦葺-喜多方市指定文化財
・ 観音堂-天明8年-宝形造、三間四面-喜多方市指定文化財
・ 正安の碑-正安3年-供養塔、「孝子の碑」の別称-喜多方市指定文化財

示現寺:観音堂・総門・写真

示現寺境内正面に設けられた石造寺号標
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示現寺参道石段から見上げた格式が感じられる総門 示現寺総門から見た境内の様子 示現寺山門は鐘楼門形式で右側に回廊 示現寺本堂正面とその前に置かれた石燈篭と石碑
示現寺の紫陽花越に撮影した境内全景 示現寺観音堂には精緻な彫刻を見る事が出来ます 示現寺と縁がある瓜生岩子の銅像 示現寺境内に設けられた加波山事件殉難志士顕彰墓


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