長福寺(いわき市)概要: 小川山長福寺は福島県いわき市小川町下小川字上ノ台に境内を構えている真言律宗西大寺派の寺院で、案内板によると「 長福寺は、元亨2年(1322)に小川八ヶ荘の地頭小川入道義綱により、鎌倉極楽寺の慈雲和尚を招き寄せて開山されました。この寺は、中世時代から東北地方における真言律宗の中心道場として栄え、山号は小川山と称し、岩城家代々の帰依を受けていました。かつて長福寺は7堂7院12坊を持つ大寺院でしたが、慶長8年(1603)の火災によって焼失、現在の本堂は正保年間(1644〜1647)に再建されたものです。建物は、梁間が11.08m、桁行が19.87m、建築面積が220.01uあり、木造平屋建ての入母屋造りで、比較的床が高く、幅広の入側縁をもっています。この本堂は当地方では数少ない入側縁をもち、建築様式は和様を主体として、部分的に禅宗様式を取り入れた貴重な建造物です。」とあります。撮影時は本堂が改修中でした。長福寺本堂はいわき市指定有形文化財に指定されています。山号:小川山。宗派:真言律宗西大寺派。本尊:延命地蔵菩薩。
長福寺の文化財
・ 木造地蔵菩薩坐像-鎌倉-寄木造、玉眼、像高69cm-福島県指定文化財
・ 木造興正菩薩坐像-室町時代-寄木造、像高84cm-いわき市指定文化財
・ 本堂−正保年間-いわき市指定文化財
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長福寺:上空画像
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