旧高木家住宅(いわき市)概要: 旧高木家住宅は嘉永3年(1850)に建てられました。醤油屋を営み街道沿いに建てられていた為、間口が狭く奥行きが長い形式を取っていますが所謂町屋建築とは異なり農家建築に近い構造をしています。
母屋は木造平屋建て、寄棟、茅葺、直屋造り、平入り、桁行16.36m、梁間7.87m、延床面積128.89uの建物で移築前は作業小屋(醤油醸造)や馬小屋、物置小屋、下屋などがあったそうです。旧高木家住宅は江戸時代後期の民家建築の遺構として貴重なことから平成9年(1997)に、いわき市指定有形文化財に指定され現在はいわき市暮らしの伝承郷内(福島県いわき市鹿島町下矢田散野)に移築保存されています。
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