旧樋口家住宅(いわき市)概要: 旧樋口家住宅は江戸時代後期の19世紀前半に建てられたと推定される農家建築です。樋口家は養蚕や磐城延紙の生産をしていた兼業農家で100.25uと園内の他の住宅と比べるとやや小規模と言えます。
建物は、木造平屋建て、寄棟、茅葺、直屋造り、桁行12.72m、梁間7.87m、平入。内部は土間、勝手、中の間、上座敷、奥座敷からなり土間には2つの窯がありました。
旧樋口家住宅は磐城延紙の生産農家建築の遺構として貴重なことから平成10年(1998)に、いわき市指定有形文化財に指定され現在はいわき市暮らしの伝承郷内(福島県いわき市鹿島町下矢田散野)に移築保存されています(※平成19年:2007年に福島県指定重要文化財に指定されています)。
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