白和瀬神社(飯坂温泉)概要: 白和瀬神社は福島県福島市大笹生字折戸に鎮座いている神社です。白和瀬神社が鎮座している周辺は日本武尊の伝説が伝わってています。
地名「字浜渕」は日本武尊が舟で上陸した浜辺、地名「字雪小屋」は上陸した季節が冬だった為、雪を避ける御仮屋(小屋)を設け春に出立した事に因み、地名「字折戸」は尊が東夷征伐を完遂し凱旋の途中に当地を都のように気に入り長居した(居都)した事に因み、地名「字茶畑」はここで採れた茶葉を煎じて尊に奉じた事に因んだと伝えられています。
又、古事記や日本書紀で「吾妻はや」と嘆いた場所は当地とされ、「あづま」と呼ばれるようになったと伝えられています。そのような伝承が伝わっていた事から、大化元年(645)に鳥帽子嶽(標高:475m)の山頂付近に日本武尊の御霊を勧請し白和瀬神社を創建しています。
その後、延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載され当時、中央にも格式の高い神社として認識されていたようです。
白和瀬神社はその後、安土桃山時代の天正年間(1573〜1591年)に参拝が容易でなかった事から、山麓である現在地に遷座しています(旧境内地は白和瀬神社の奥宮となっています)。古くから神仏習合し「白和瀬大明神」と呼ばれてきましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治4年(1871)に現在の社号である「白和瀬神社」に改め、明治5年(1872)に村社、昭和2年(1927)に県社に列しています。
白和瀬神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行6間、張間2間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。本殿は一間社流造、こけら葺き、外壁は真壁造り板張り、小規模ですが古建築の雰囲気があります。大きな朱色の鳥居を潜ると長い参道がありよく整備され、日本武尊の銅像が建立されています。祭神:日本武尊。
福島市:神社・仏閣・再生リスト
白和瀬神社:上空画像
【 参考:サイト 】
・ 公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-白和瀬神社
|
|