八幡寺(飯坂温泉・福島市)概要: 八幡山円蔵院八幡寺は福島県福島市飯坂町字八幡内に境内を構えてる真言宗豊山派の寺院です。八幡寺の創建は奈良時代の天平年間(757〜764年)に開山されたと伝わっています。
当初は舘ノ山に堂宇を建立し円蔵院と称していましたが平安時代末期に信夫庄司の佐藤基治が大鳥城を築くと城下に移され、同時に宇佐八幡宮(大分県宇佐市南宇佐)の分霊が勧請し創建された八幡神社の別当寺となり、佐藤氏がこの地を去るまで祈願寺として庇護されました。
天正11年(1583)に火災により堂宇が焼失した後は一時荒廃しますが宥海阿闍梨によって中興開山し現在地に移されました。
正面の山門(四脚門、切妻、桟瓦葺、鈴木定右衛門寄進)は寛政6年(1794)に建立された古建築物でそれ以外の堂宇は昭和2年(1927)の火災後に再建されたものです。現在の八幡寺本堂は昭和6年(1933)に再建されたもので木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行6間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。
信夫新西国三十三観音霊場第32番札所(札所本尊:聖観世音菩薩・御詠歌:萬世の 願いはここに おさまりて 清き心は 赤川の水)。山号:八幡山。院号:円蔵院。宗派:真言宗豊山派。本尊:金剛界大日如来。
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