常泉寺(福島市・飯坂温泉)概要: 常泉寺は福島県福島市飯坂町字西滝ノ町に境内を構えてる曹洞宗の寺院で、創建は約千年前とされ当初は太平寺と号していました。慶長元年(1596)に福島市中心部にある長楽寺5世立質金祝大和尚によって中興開山され、境内に「滝の湯」と呼ばれる名湯が湧いていた事から厳湯山常泉寺と改めました。
本堂(入母屋、桟瓦葺、正面1間向拝付、平入)は塗屋造りの寺院建築としては珍しい建物で、白漆喰と黒漆喰、赤色の瓦屋根とのコントラストが印象に残ります。寺宝には寛文14年(1674)に制作され、囲碁本因坊7世の秀伯が寄進した木魚などがあります。
その他にも山門(薬医門、切妻、桟瓦葺)、観音堂(嘉永2年:1849年、西国、坂東、秩父の観音霊場の砂を勧請)、秋葉堂(可睡斎:静岡県袋井市の祭神である秋葉三尺坊大権現の分霊を勧請)、不動堂(成田山新勝寺:千葉県成田市の不動明王の分霊を勧請)、稲荷社(竹駒神社:宮城県岩沼市の分霊を勧請)などがあります。山号:厳湯山。宗派:曹洞宗。
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常泉寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-厳湯山常泉寺
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