福島市: 羽黒神社

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概要・歴史・観光・見所

羽黒神社(福島市)概要: 羽黒神社は福島県福島市大明神に鎮座している神社です。羽黒神社の創建は不詳ですが伝承によると欽明天皇の代に王位継承の内乱が起こり后である石姫命が皇子 渟中太命を伴いこの地に逃れてきました。2人共この地で亡くなった事から石姫命を黒沼大神、渟中太命を羽黒神として後世まで祀ったと伝えられています。

羽黒神社は古くから信仰された信夫三山の1つ羽黒山(標高:268m)に鎮座し、中世に入ると神仏混合となり信夫山は修験僧の修験の場として発展したそうで参道には寺院建築の要素である仁王門の跡があります。

特に社号や信夫三山の3つの峰の称号からも出羽三山修験の影響を大きく受けたようで、羽山には湯殿神社、羽黒山には羽黒神社、熊野山には月山神社がそれぞれ鎮座しています。出羽三山(山形県鶴岡市)の場合は湯殿山に湯殿山神社、月山に月山神社、羽山は湯殿山が出羽三山に数えられる前の三山で羽山神社が鎮座しています。

羽黒神社は歴史代領主からも崇敬の対象となり伊達政宗が仙台城(宮城県仙台市)に移った時城下町に分霊を勧請し新たに羽黒神社を建立しました。

古くから神仏習合していましたが、明治初頭に発令された神仏分離令により別当だった真浄院と分離し、御神体だった渟中倉太珠敷命の聖観音像も真浄院に移され仁王門も取り壊されました(仁王像は明治14年:1881年の甚兵衛火事により焼失)。

現在は麓にある黒沼神社の摂社となり昭和51年(1976)に弘化2年(1845)に建てられた社殿(旧社殿の4隅の彫刻が福島市指定文化財に指定されていた。)が焼失し新しくコンクリート造で建て替えられています。

羽黒神社拝殿は鉄筋コンクリート造平屋建て、切妻、銅板葺き、平入、正面3間向拝付き。本殿は流造、銅板葺き。仁王門にあった大草鞋は「信夫三山暁参りの大わらじ奉納」という形に変え引き継がれています。古びれた石段や参道沿いにある数多くの石碑など古社の雰囲気が色濃く残されています。祭神:渟中太命。
羽黒神社:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-ディスカバー・マイカントリー 福島信夫ライオンズクラブ
・ 由来碑-福島飯坂ライオンズクラブ


羽黒神社:ストリートビュー

羽黒神社:写真

羽黒神社
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