福島県・行基菩薩:縁の社寺・温泉

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社寺・温泉:一覧

名 称
場 所
内   容
・満願寺・福島県
・白河市
・天平2年(730)、聖武天皇の勅願で行基菩薩が創建した寺院で、その際、光明皇后の守本尊である閻浮壇金の正観世音像を安置したと伝えられています。満願寺の境内に鎮座していた伊波止和気神社(古殿町)や近く鎮座している白河神社も関係性が窺えます。
・称名寺・福島県
・伊達市
・称名寺の前身である利生寺は行基菩薩が霊山で修行していた際に自ら観音像を彫刻し一宇を設けて安置し創建されたと伝えられています。
常隆寺・福島県
・棚倉町
・常隆寺の創建は奈良時代の天平9年(737)に行基菩薩によって八溝山の麓に開かれたのが始まりとされます。
小倉寺観音・福島県
福島市
・弘仁8年(817)に坂上田村麻呂が開基、行基菩薩により開かれたと伝えられています。その後、大蔵寺が別当寺院となり江戸時代前期には臨済宗に改宗、寺領約300石を安堵されました。
鳥追観音・福島県
西会津町
・天平8年(736)、行基菩薩が会津巡錫した際にある農家夫婦の家に宿を求めました。その夫婦は子宝が恵まれず、さらに、鳥によって農作物が大きな被害を受けていた事から、行基は自分の念持仏を授け、この仏を熱心に信仰すれば、先程の悩みは全て解消するだろうと告げ、この家を後にしました。夫婦は御告げに従い篤く念じ暫くすると子宝に恵まれ、翌年からは鳥獣被害にも合わなかった事から、その御利益は広く知られるようになったと伝えられています。
東山温泉・福島県
会津若松市
・会津の奥座敷との異名がある東山温泉には次のような伝説が残されています。天平年間(729〜749年)、行基菩薩が会津巡錫した際、紫雲が棚引ているのを見つけ急いでそちらに向かいましたが見失ってしまいました。すると三本足の霊烏が出現し、紫雲が発生している霊地まで導いてくれると、そこからは懇々と源泉が湧き出ていたと伝えられています。
芦ノ牧温泉・福島県
・会津若松市
・芦ノ牧温泉には次のような開湯伝説が残されています。和銅年間(708〜715年)、行基菩薩が会津巡錫した際、鶴と亀が脚の傷と眼病を癒す為に湯浴びをしている姿を発見し、温泉場を整備したと伝えられています。温泉街の一角には行基が彫刻したと伝わる大聖不動尊が祭られています。
本光寺・福島県
・会津若松市
・本光寺は天平12年(740)に行基菩薩によって羽黒山東光寺の末寺として開かれたのが始まりとされます。
・羽黒山
・湯上神社
・福島県
・会津若松市
羽黒山湯上神社は天平年間(729〜749年)に行基菩薩によって勧請された寺院で、別当寺院である羽黒山東光寺は大寺院として発展しています。
馬頭観音・福島県
・磐梯町
・天平年間(729〜749年)に行基菩薩が会津地方を巡錫していた際に源橋村の民家で宿をとりました。するとその晩、霊夢の中で猿が引き連れた7匹の馬に導かれ山中深く分け入ると、一人の老翁が出現しました。老翁は自分が天満の星の化身で、馬の病を治す為に来たのだが、この峰に巣食う悪霊が邪魔していると告げました。行基は霊夢を仏の御告げと悟り、自ら馬頭観音像を彫刻し厩嶽山の山頂に一宇を設けて安置したと伝えられています。
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※ 「全国の行基菩薩:縁の社寺・温泉」は「郷土資料辞典」、「日本の城下町」、「観光パンフレット」、「観光地案内板」、「関係HP」等を参考にさせていただいています。リンクはフリーですが画像や文章等のコピーは行わないでください。※プライバシーポリシーはこちらです。