馬頭観音被覆堂(猪苗代湖)概要: 馬頭観音被覆堂は福島県耶麻郡磐梯町(史跡慧日寺跡)に境内を構えています。馬頭観音の創建は奈良時代の天平年間(729〜749年)に高僧として知られた行基菩薩和尚が霊夢により当地を訪れた際、猿が七匹の駒を引いて目の前に現れました。その馬上にいた老人は行基に「北の峰には猫魔という化け物がいて人々に悪行を働くので鎮めよ。」と告げた事から、行基は御告げに従い馬頭観音を祀り山を厩岳山(標高:1261m)と名付けたと伝えられています。古くから、馬や子供の健康や豊作の祈願などで信仰を集めてきましたが、昭和に入り次第に山頂まで参拝する人が少なくなり荒廃してきたことから山頂から現在地に遷しました(昭和30年代までは厩岳山が馬頭観音信仰の拠点として多くの信者が登拝登山が行なわれました)。御堂は木造平屋建て、宝形造、銅板葺、桁行2間、梁間2間、外壁は真壁造り板張り。
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