猪苗代湖: 観音寺

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概要・歴史・観光・見所

観音寺(猪苗代湖)概要: 滋應山観音寺は福島県耶麻郡猪苗代町大字川桁字村北に境内を構える曹洞宗の寺院です。観音寺の創建は鎌倉時代初期の建久年間(1190〜1198年)、当地に配された三浦経連(猪苗代経連)が観音像を亀ヶ城(猪苗代城)に安置し、後にその観音像を本尊として寺院を開いたのが始まりと伝えられています。

三浦経連の後裔は猪苗代氏を称し長く当地を支配し、観音寺は歴代猪苗代氏から、祖である経連の菩提寺として庇護されています(現在、境内にあると思われる経連の墓碑の所在が不明となっています)。観音寺境内にある山門は入母屋、茅葺、一間一戸、軒唐破風の所謂 会津式唐門で江戸時代初期に建てられたと伝わる古建築で欄間の彫刻や工法など桃山文化を継承する造りとなっています。

観音寺山門を江戸時代初期に寺院山門建築の遺構として貴重な事から昭和48年(1973)に猪苗代町指定重要文化財に指定されています。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行8間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は縦板張り、中央には「滋應山」の山号額が掲げられています。

又、宝篋印塔は應永十八年十日吉日(西暦:1411年)と銘文が刻み込まれている古碑で高さ約1.8m、室町時代初期の石造物で制作年が明確、保存状態が良く貴重な事から昭和33年(1958)、福島県指定重要文化財に指定されています。

観音寺の寺宝である聖観音坐像は観音寺創建当初の本尊(現在の本尊は江戸時代中期作)として鎌倉時代制作、寄木造り、法橋春日作、中世の古仏像として貴重な事から昭和44年(1969)に猪苗代町指定重要文化財に指定されています。

猪苗代三十三観音第1番札所(札所本尊:聖観音・御詠歌:陸奥の ここぞ荒野の観世音 誓は高き いわはしのやま)。山号:滋應山。宗派:曹洞宗。本尊:聖観音。

観音寺:上空画像
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唐門を簡単に説明した動画

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-福島県教育委員会
・ 現地案内板-猪苗代町教育委員会


観音寺:ストリートビュー

観音寺:写真

観音寺
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