西会津町: 大山祇神社

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概要・歴史・観光・見所

大山祇神社(西会津町)概要: 大山祇神社は福島県耶麻郡西会津町野沢字大久保に鎮座している神社です。大山祇神社の創建は奈良時代後期の宝亀9年(778)に日向倉山の山頂に勧請したことが始まりとされます。

伝承によると宝亀9年(778)、真海法師が当地に巡錫で訪れた際、霊夢に相模国三嶋大明神の化身が立ち、日向倉山は霊地である事から私を祀りなさい、との御告げがあった為、御告げに従い三嶋大社(静岡県三島市大宮町)の分霊を勧請し、宝亀10年(779)に村人が石龕の建立したと伝えられています。

大山祇神社の祭神は大山祇命(治山治水)、岩長比売命(健康長寿)、木花咲耶姫命(子宝安産)の三柱で一生に一度の願いを三年続けて参拝すれば必ず叶えられるという伝説があります。信仰も広く新潟県や山形県からも参拝者があり例祭(大山まつり)には多くの人達が訪れるそうです。山麓には参拝が容易なように遥拝殿が設けられています。

本社までは約一時間の長い参道(樹齢400年以上の杉並木があり福島県遊歩道50選・名称「宇陀帰山大山祇神社参道杉並木と境内社木」として西会津町指定天然記念物)が延びていて、6体の道祖神(やすらぎの道祖神・うるおいの道祖神・出会いの道祖神・ぬくもりの道祖神・まどろみの道祖神・よろこびの道祖神)と不動滝弥作の滝があります。

大山祇神社本社境内は荘厳な雰囲気に満ち溢れ当時の信仰の厚さが感じられます。奥社拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り板張り、正面中央には「大山祇神社」の社号額、華美な装飾が少なく質実な印象を受けます。本殿は一間社、神明造、銅板葺。、外壁は真壁造り板張り大山祇神社奥の院は本社よりさらに奥深い山頂付近に鎮座し、岸壁の形成された洞穴の中に祭られています。

大山祇神社は伊佐須美神社(会津美里町)、弘安寺・中田観音(会津美里町)、恵隆寺・立木観音(会津坂下町)、福満虚空藏尊圓藏寺(柳津町)、如法寺・鳥追観音(西会津町)と共に会津六詣出とされています。祭神:大山祇命、岩長姫命、木花咲耶姫命。

大山祇神社:上空画像

【 参考:サイト 】
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ ふるさとの文化遺産-郷土資料辞典7[福島県]-株式会社人文社
・ 現地案内板-西会津町商工会むらおこし実行委員会
・ 現地案内板-西会津町・西会津町観光協会


大山祇神社:ストリートビュー

大山祇神社:写真

大山祇神社鳥居越に見える本社拝殿とその前に置かれた石燈篭と石造狛犬
大山祇神社: 参道
大山祇神社参道沿いに安置されている「やすらぎ道祖神」 大山祇神社参道沿いに安置されている「うるおい道祖神」 大山祇神社不動滝には静寂な空間の特異点となっています 大山祇神社参道沿いに安置されている「出会い道祖神」
大山祇神社弥作の滝の流れ落ちる滝音が空気に震動を与えています 大山祇神社参道沿いに安置されている「ぬくもり道祖神」 大山祇神社参道沿いに安置されている「まどろみ道祖神」 大山祇神社参道沿いに安置されている「よろこび道祖神」
大山祇神社: 本社
大山祇神社参道石段とその前の石造社号標 大山祇神社本社拝殿と石燈篭群 大山祇神社大木越に見える拝殿左斜め前方の画像 大山祇神社大木越に見える拝殿右斜め前方の画像と境内社
大山祇神社: 遥拝殿
大山祇神社遥拝殿の社号標と石造狛犬 大山祇神社参道石畳み沿いにある手水舎と手水鉢、その奥に見える銅製鳥居 大山祇神社銅製鳥居越に見える遥拝殿 大山祇神社境内に設けられた神楽殿


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