郡山市: 田村神社

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概要・歴史・観光・見所
田村神社(郡山市)概要: 田村神社は福島県郡山市田村町山中字本郷に鎮座している神社で、創建は平安時代初期の大同年間(806〜810年)に坂上田村麻呂が建立したと伝えられています。中世は当地域の領主(守山城の城主)で坂上田村麻呂の後裔を自称する田村家によって崇敬庇護されましたが、戦国時代に田村家は三春城に遷った為、三春城の城下にも分霊が勧請され現在の田村大元神社が創建されています。田村氏の庇護を離れたものの当社はその後も広く信仰があったようで元禄2年(1689)4月29日には松尾芭蕉が奥の細道行脚の際当社を訪れ様々な社宝を見学しています。元々神仏混合していて大元師明王と称していましたが明治初頭に発令された神仏分離令により社号を田村神社と改称し県社に列しています。神仏習合していた為、本殿内部には内陣、外陣を備える仏閣建築を継承し、境内には寺院では仁王門にあたる神社山門を備えています。

田村神社の神社山門は仁王門の要素の門と、神楽殿として利用している長床の2門あり大変珍しい平面配置となっています。神社山門は、切妻、銅板葺き、三間一戸、桁行3間、張間2間、八脚単層門、左右には仁王像安置、外壁は真壁造板張り、「鎮守山」の山号額が掲げられています。神楽殿は入母屋、銅板葺き、桁行5間、張間3間、外壁は真壁造板張り(中央部は柱のみの吹き放し)木部朱塗り、通路天井には太鼓が吊り下げられています。

田村神社の脇殿である熊野社は寛文元年(1661)に建てられたもので一間社春日造り、銅板葺き。八幡社は寛文2年(1662)に建てられたもので一間社流造、銅板葺。それぞれ江戸時代初期の神社本殿建築の遺構として貴重な事から昭和43年(1968)に郡山市指定重要文化財に指定されています。田村神社は古来から人々の信仰の対象となり様々な物が寄進され、多くの社宝があります。その中でも「鎮西八郎為朝図」、「算額」、「佃島南望之図」、「三国志三傑図」、「大江山図」、「神馬図額」、「繋馬図」が福島県や郡山市の文化財指定を受けています。さらに「算額」は安積開拓や安積疏水の土地測量・水量計算に大きく貢献した郡山出身の和算家達が田村神社に奉納した事から、平成28年(2016)に名称「未来を拓いた「一本の水路」−大久保利通"最期の夢"と開拓者の軌跡 郡山・猪苗代−」の構成文化財として日本遺産に登録されています。祭神:坂上田村麻呂。

田村神社厨子概要: 案内板によると「・・・(前略)厨子はこの堂の内陣正面の来迎柱を背にした須弥壇上に安置され、大元師明王を祀っている。方一間単層入母屋造、平入りの禅宗仏殿形式で比較的大きく、丸柱の上下に粽をつけているのをはじめ、工事は入念である。禅宗様の踏襲状況や扉のまわりの文様重視の絵様などからみて、桃山時代を下らない遺構と見られる。 福島県教育委員会 」とあります。田村神社厨子は貴重な事から昭和56年(1981)に福島県指定重要文化財に指定されています。

田村神社本殿概要: 案内板によると「 本殿は三間×三間の大きさで、まわりには高欄(手すり)の付いた縁がめぐっています。周囲の壁は盲格子と呼ばれる格子の付いた板壁と連子窓(断面が正方形または菱形の棒を縦または横に平行に和多く並べた窓)で構成され、屋根は入母屋づくりです。神聖な場所である内陣は一間×二間の広さがあり、天井は板を並べて張った水平な鏡天井で、外陣はこの内陣の三辺を一間の幅で囲んでおり、天井は水平な横木をあらく方眼状に組み、間に板を張った格天井です。内陣の奥の一間四方の段上には、福島県指定重要文化財である厨子が安置されています。この本殿は、少なくとも江戸時代初期の様式を備えております。・・・(後略) 郡山市教育委員会 」とあります。田村神社本殿は貴重な事から昭和43年(1968)に郡山市指定重要文化財に指定されています。

田村神社:写真

田村神社
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田村神社:鳥居 田村神社:参道 田村神社:神門 田村神社:神門
田村神社:本殿 田村神社:本殿 田村神社:熊野社 田村神社:八幡社


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