針生古墳(郡山市)概要: 針生古墳は福島県郡山市静町に位置してる古墳で、案内板によると「 針生古墳は、古墳時代後期につくられた高さ3m、長径13mの円墳です。静町を含む大槻地区には、かつて100基以上の古墳があり、一大古墳地帯をなして出土品も数多く残されていますが、現在ではほとんど破壊されてしまいました。そのなかでこの針生古墳がほぼ原形のまま保存されていることは極めて貴重です。これは、静御前堂の境内にあって信仰的な意味をもった特殊な位置にあったためと考えられます。この古墳は規模としては大きくはありませんが、この地区一帯に群集していた古墳の1つで、その時代の面影を今日に伝えるものとしての存在は大変重要な意味をもっています。この古墳の南側付近は花輪台といわれ、瓦窯跡の存在が確認されています。また土師器・須恵器なども出土しています。 郡山市教育委員会 」とあります。
静御前堂の真裏にある為、道路側からは分かり難い所にあります。宅地化される前にはどうのうな状態だったかわかりませんが、古墳の上部には数本の杉が育っている事から原野に近い印象を受けました。100基以上の古墳が破壊された時期は分かりませんが死者の墳墓の上に住むという事には不思議な感じがします。針生古墳は貴重な事から昭和33年(1958)に郡山市指定史跡に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-郡山市教育委員会
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