田出宇賀神社(南会津町)概要: 田出宇賀神社は福島県南会津郡南会津町田島宮本甲に鎮座している神社です。田出宇賀神社の創建には様々な説があり、案内板によると「・・・(前略)当地 田島は"日ノ町"と呼ばれ、その頃田の中に小島あり、その中の泉から神が出現し給い、町の名を"田島"と改めたと言い伝えられる。この田ノ神を"宇迦之御魂命"と崇め田出宇賀大明神と称して町の鎮守の神と奉斎し、のちに当地方"南山八郷"の総鎮守とも称せられた。・・・(後略)」とあります。他の説は当時の領主だった長沼氏の旧領から遷座されたともあります。例祭である祇園祭は日本三祇園の一つに数えられ、党屋制を継承し七行器行列には花嫁姿に扮装し供奉します。田出宇賀神社祇園祭は古式を伝える神事として大変貴重なことから昭和56年(1981)、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。又、御正躯(7面)が福島県指定文化財(美術工芸品)に田島祇園祭復興願が南会津町指定有形民俗文化財にそれぞれ指定されています。田出宇賀神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行6間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り板張り。本殿は一間社流造、鉄板葺。祭神は宇迦之御魂命、天照大日命、須佐之男命、和久産霊命。
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