保原薬師堂(伊達市)概要: 保原薬師堂は福島県伊達市保原町字城ノ内に位置し、霊山寺の薬師瑠璃光如来の分霊を祀ったものとされます。霊山寺は貞観元年(859)に慈覚大師円仁が創建したと伝えられている為、当薬師堂はそれ以降に開創したと思われます。
現在の薬師堂は江戸時代後期の文化4年(1807)に長谷寺の境外仏堂として建てられたもので、木造平屋建て、宝形造り、銅瓦葺き、桁行3間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り、正面の唐破風向拝の彫刻は天童(山形県天童市)出身の早川源太郎が施したものとされます。
正面の仁王門は江戸時代後期の文政7年(1824)に再建されたもので切妻、瓦葺き、三間一戸、八脚単層門の建物です。内部の仁王像は旧中瀬村出身の宍戸儀左衛門が寄進したもので、薬師堂、仁王門、薬師瑠璃光如来像、日光菩薩像、月光菩薩像、十二神将立像と共に昭和60年(1985)に伊達市(旧保原町)指定有形文化財に指定されています。
保原薬師堂:上空画像
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八脚門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由来)-長谷寺(薬師講中)
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