甲塚古墳(いわき市)概要: 甲塚古墳は六世紀後半の古墳時代後期に造られたと推定されている大型の円墳です。直径37m、高さ8.2mの大きさで近くに磐城国造の中心地があった事から関係者が埋葬されていたと考えられています(付近には当時の豪族とも関わったとされる延喜式内社大国魂神社も鎮座していることからも興味深地域と言えます。
伝承によると甲塚古墳は当時の国造 建許侶命が葬られ、大国魂神社の神官である国魂家は建許侶命の子孫とも伝えらています)。現在は甲塚古墳だけになってしましましたが、周囲には似たような古墳が散在していたそうで、宅地や農地開発、国道六号バイパス工事などでそのほとんどが消滅してしましました。甲塚古墳は大正12年(1923)に国指定史跡に指定されています。
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