| 飯野八幡宮概要: 飯野八幡宮の創建は康平6年(1063)に前九年合戦の折、源頼義が戦勝祈願の為石清水八幡宮を勧請した事が始まりとされます。建永元年(1247)には鎌倉幕府執権の北條時頼の命により伊賀光宗を好嶋荘の領主兼神主としてこの地に派遣し、以後飯野と改姓しながらも代々神主職を歴任しています。室町時代に入ると周辺を支配した岩城氏の崇敬社となり、社領や社殿の造営など多く奉納物が寄進され、菊田・磐崎・磐城・楢葉・標葉の岩城五郡の総鎮守としても多くの民衆から信仰の対象となっていました。関が原の合戦時岩城氏は親戚筋である佐竹氏と行動を共に中立だった為、一時改易となり後に亀田藩(秋田県由利本荘市岩城亀田)2万石の大名に復権して国替えとなります。後の岩城平藩主となった鳥居氏も崇敬が篤く新たに平城を築城する時に飯野八幡宮を現在地に遷宮します。江戸時代に入ると幕府から社領を400石、藩主から50石の寄進を受け、当時は神仏混合だった為、16の寺院を遵える壮大な境内だったそうです。明治初頭に発令された神仏分離令により、寺院や阿弥陀堂、釈迦堂などの仏教の要素が強いものが除かれ現在に近い形態となり社名も飯野八幡神社に改称(昭和36年に飯野八幡宮に改称)しています。
飯野八幡宮建築文化財一覧
本殿: 元和2年(1616)、入母屋、こけら葺き、3×3間、極彩色−国指定重要文化財
随神門: 万治元年(1658)、入母屋、銅板葺き、
楼門、三間一戸、極彩色−国指定重要文化財
唐門: 元禄16年(1703)、平唐門、一間一戸、銅瓦棒葺き−国指定重要文化財
神楽殿: 元和9年(1623)、入母屋、鉄板葺き、2×2間、格天井−国指定重要文化財
若宮八幡神社: 元和5年(1619)、流れ造り、瓦棒葺き、1間社、前殿付き−国指定重要文化財
仮殿: 寛文13年(1673)流れ造り、鉄板葺き、1間社、素木−国指定重要文化財
宝蔵: 江戸時代初期、寄棟、瓦葺き、3×2間、土蔵、白漆喰−国指定重要文化財
拝殿: 元禄16年(1703)、切妻、こけら葺き、5×2間、唐破風、彫刻−いわき市指定有形文化財
幣殿: 元禄16年(1703)、切妻、こけら葺き、向唐破風ーいわき市指定有形文化財
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