御菓子師玉嶋屋(二本松市)概要: 御菓子師玉嶋屋は福島県二本松市本町1丁目 に位置する老舗御菓子店です。創業は古く江戸時代には二本松藩の御用達菓匠として名を馳せ、名物の羊羹は藩主丹羽家を通して徳川将軍家にも献上されていました。玉嶋屋の店舗は大正8年(1919)に建てられた木造2階建て、切妻、平入り、銅板葺き、建築面積251u、2階正面には手摺が廻り、両袖には屋根付き大型縦看板、中央には「玉嶋屋」の看板が掲げられています。1階には下屋庇が大きく張り出し、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げになっています。内蔵(座敷蔵)は明治時代に建てられたもので土造2階建、切妻、桟瓦葺、桁行5間、梁間建築面積46u、外壁は白漆喰仕上げ、腰壁は海鼠壁になっています。御菓子師玉嶋屋店舗、内蔵は共に「造形の規範となっているもの」との理由から平成12年(2000)に国登録有形文化財に登録されています。
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