伊達市: 本覚寺

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概要・歴史・観光・見所

本覚寺(伊達市)概要: 本覚寺は福島県伊達市梁川町字内町に境内を構える真宗大谷派の寺院で、創建は江戸時代初期の寛永16年(1639)に順哲坊了念により開かれたのが始まりとされます。順哲坊了念は信州上田(現在の長野県上田市)出身の僧侶で当地に草庵を設けると念仏を唱える事で救われる教えを広める事に尽力しています。

本覚寺山門は江戸時代後期の天保12年(1841)に建立された建物で、入母屋、銅板葺き(元茅葺)、一間一戸、四脚門楼門、総ケヤキ造り、上層部には高欄が廻り花頭窓が設けられています。四脚門ですが間口が広く、内側に袖壁を設けて向って左側には潜り戸が付いています。屋根の軒は大きく張り出しやや重心が上にありバランスを崩しています。

意匠的には和様の組物や蟇股、桁の彫刻、禅宗様の花頭窓、高欄、懸魚、化粧垂木などが見られます。本覚寺山門は伊達市には楼門建築の遺構が少なく、意匠的、技術的に優れ貴重な事から昭和61年(1986)に伊達市(旧梁川町)指定有形文化財に指定されています。

本覚寺境内には安政5年(1858)に発刊された「養蚕精義」の著者で梁川養蚕の祖の異名がある中井閑民の墓碑が建立されています。本堂は重層入母屋造り、桟瓦葺、平入、正面むくり屋根向拝付。宗派は真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。

本覚寺:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-梁川町教育委員会


本覚寺:ストリートビュー

本覚寺:写真

本覚寺
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