八槻家住宅(棚倉町)概要: 八槻家は代々八槻都々古別神社の宮司を務める家柄で、中世は神仏混合していた為か、武装化し周辺地域に対して影響力が強かったと云われています。現在の屋敷周辺にも空掘や土塁などの遺構が見られ、一帯が城砦化していた事が窺えます。
江戸時代初期から中期に建てられた寄棟、茅葺の書院の他、主屋、土蔵2棟が現存し在郷の武家屋敷形式が継承され、表門や玄関など当時、身分が高かった事が窺えます。八槻家に伝わる文書(242点)が中世以降の当地域の歴史や文化を伝える貴重な資料として昭和53年(1978)、福島県指定文化財に指定されています。
八槻家住宅の旧主屋及び書院棟、表門、脇門の4棟は貴重な事から平成25年(2013)に福島県指定重要文化財に指定されています。
八槻家住宅:上空画像
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