大内宿最後尾の高台には水と関係が深い弁財天が祭られるている弁財天堂と不動明王が祭られている三佛堂が設けられ(水路上流を神聖視し信仰の対象にしたのかも知れません)、水路の畔にも水神と思われる石祠が建立されています。
大内宿の鎮守である高倉神社の手水は他では余り見られない「手水鉢」を設けず、代わりに祭壇を設けて水路に流れる清水(自然水)を利用し、畔(やや高台)には、水と関係が深い不動明王が祭られ数多くの倶利伽羅剣(仏智の利剣)と思われる鉄製の剣が奉納され信仰の対象となっています。さらに、大内宿の郊外には名水として知られる「薬水」があり、こちらは飲料水として遠方からも求める人が絶えないそうです。