三佛堂(福島県下郷町)

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三佛堂(大内宿):概要 三佛堂(福島県南会津郡下郷町)は大内宿の会津側突き当たり高台に境内を構えています。正面向って右側には弁財天堂、左側には子安観音堂、正面直下には名号塔、庚申塔、巳待塔、青面金剛塔、白湯山供養塔、弁財天石塔が建立されており、一帯が大内宿の住民にとっての信仰の対象になっていたと思われます。何時頃から祭られているのかは不詳ですが本尊として不動明王像、役小角像、孔雀明王像の三仏が安置されている事から三佛堂と呼ばれるようになったと思われます。不動明王は修験道で幅広く信仰されている五大明王の一員で大日如来の化身とも言われています(大内宿に流れる水路の上手の高台に位置している事から弁財天堂に祭られている弁財天と共に水源の守護神として見立てられていたかも知れません。又、鎮守である高倉神社の参道(手水)にも不動明王が祭られています)。役小角は飛鳥時代から奈良時代の呪術者で修験道の開祖とされる人物で法力や霊力を持ち全国の修験地を開山し、様々な伝説、伝承が伝えられています。孔雀明王は、孔雀が人の害虫を食す事に因み災厄や苦痛を取り除く事に御利益があるとして役小角が篤く信仰したとされます。三仏共に修験道や密教と深く関係がある事から当時の大内宿の人々の宗教観が窺えます。御堂は木造平屋建、切妻、銅板葺、妻入、間口3間、奥行3間、外壁は縦板張、神仏習合の名残で入口上部には注連縄が張られています。邪推ですが大内宿の中心から見ると境内が北東の方角にあたり鬼門鎮護の役割を持っていたと思われ、御堂の妻面の彫刻は北東=丑寅に因んで牛の角と、虎の横顔を模したもののように見えます(考えすぎかも知れません)。毎年7月末から8月初頭頃に三佛堂の祭りが行われています。

三佛堂(大内宿)・写真
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三佛堂(大内宿)・写真
三佛堂(大内宿:福島県下郷町)

石段下に設けられた旗を支える支柱には「風雨順次」、「村中安全」、「天下泰平」、「五穀豊穣」が筆されており、これらを祈願している事が窺えます。

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