高倉神社の大杉(福島県下郷町)

  福島県の町並みと歴史建築(ホーム)大内宿:歴史・観光・見所>高倉神社の大杉
高倉神社の大杉(大内宿):概要 高倉神社(福島県南会津郡下郷町)は治承4年(1180)全景高倉以仁王(後白河天皇の第3皇子)が越後に去った直後に創建され、この杉を植樹したと伝えられている事から樹齢が800年を越えるとされます(実際は根元から多くの若杉が200〜300年成長し合体木になったように見えます)。高倉神社の本殿の背後にある事から、御神木として信仰の対象となり、後に本殿が前面にくるように計画されたように感じます。境内背後の高台は地元では「王三段」と呼んで神聖視している事から往時は、その頂上部に社殿があったのかも知れません(現在、入口部には石碑と注連縄が張られている為、観光客には足を踏み入れ難い雰囲気が漂っています)。大杉の根元には石祠が安置され神聖視していた事が窺えます。大杉は推定樹齢約800年、樹高56m、幹周9.1m、当地域を代表する大木として貴重な事から昭和58年(1983)に福島県緑の文化財に指定され、大内宿が昭和56年(1981)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された際、保存地区を構成する環境物件(樹木)に選定されています。

以仁王は治承4年(1180)の宇治川の戦いで平家の軍勢に破れ討死したとされますが、誰一人遺体を確認した人がおらず、当時も生存説が流布していたそうです。以仁王逃避伝説は大内宿をはじめ、福島県や新潟県に複数存在しています。

高倉神社(大内宿)の大杉・写真
全景 上部 祠 高倉神社本殿

高倉神社(大内宿)の大杉・写真
高倉神社(大内宿)の大杉・写真

高倉神社の大杉は社殿(本殿)の背後中央にある為、参道から直視すると社殿から3本生えているようにも見えます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。文章や画像のコピーや利用は行わないでください。※プライバシーポリシーはこちらです。