小野観音堂

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概要・歴史・観光・見所
小野観音堂(下郷町)概要: 小野観音堂は福島県南会津郡下郷町大字湯野上字堂ノ後甲に位置している御堂です。小野観音堂の創建は江戸時代後期の文化10年(1813)に善龍寺(会津若松市)の住職で隣接する湯野上出身の大雄得明和尚が南山御蔵入277ヶ村を3年かけて托鉢し浄財を求め、小野岳山頂に祭られていた白髭大明神の本地仏である十一面観世音菩薩を現在地に遷し堂宇を建立したのが始まりとされます。本尊の十一面観世音菩薩は元禄11年(1698)に周辺住民が制定した御蔵入三十三観音霊場に選定されていた事から、札所巡りが浸透すると周辺地域まで信仰が広がっています。小野観音堂には寺宝が多く室町時代初期の康暦3年(1381)に制作された銅製鰐口が昭和30年(1955)に福島県指定重要文化財に指定されている他、江戸時代中期の元禄16年(1703)に奉納された絵馬(元禄浮世絵)は昭和57年(1982)下郷町指定有形文化財に指定されています。

現在の小野観音堂は文化10年(1813)に創建された当時の建物で、木造平屋建て、宝形造、鉄板葺、桁行3間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り、正面中央には「大悲殿」の扁額、複数の鰐口、向かって右側には武者絵馬、開口部左右には花頭窓、透かし彫り、内部の内陣に須弥壇が設けられ十六羅漢像や得明英僧坐像などが安置されています。小野観音堂は江戸時代後期を仏堂建築の遺構として貴重なことから平成5年(1993)に下郷町指定有形文化財に指定されています。仁王門は寄棟、銅板葺き、三間一戸、桁行5間、張間2間、外壁は柱のみの吹き放し、現在は仁王像が無く長床のようになっています。

又、小野岳(標高:1383m)や小野観音堂には有宇中将や朝日長者、夕日姫、猿丸太夫、湖沼など様々な伝説が残っていて古くから信仰の対象になっていた事が窺えます。小野岳は独立峰で山容や山頂からの眺望が素晴らしい事から周囲住民の心の拠り所になっただけでなく、周囲で狩猟を生業とした人々達から信仰された事から白髭大明神(小野観音堂の本尊である十一面千手観音菩薩はその本地仏)は眷族(仏の従者で霊的な動物)の守護神とも云われています。御蔵入三十三観音霊場第10番札所(札所本尊:十一面千手観音菩薩。御詠歌:おのづから たのみをかくる 観世音 みちびき拾い 知るも知らぬも)。

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小野観音堂(下郷町):写真

小野観音堂
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