明石神社(田村市)概要: 明石神社は福島県田村市船引町堀越明石に鎮座している神社で、創建は坂上田村麻呂と関係があり、以来周辺からの信仰が篤く様々な奉納物が寄進されています。
特に明治11年(1878)に奉納された算額(最上流和算家庸軒佐久間纉の門人が奉納)は平成17年(2005)に10枚におよぶ絵馬(寄絵・西南の役・村芝居役者絵・武人・商人・弁慶と牛若丸・武者合戦・武者出陣・つなぎ駒・神馬奉納)は昭和49年(1974)にそれぞれ田村市指定有形文化財に指定されています。
又、境内には神社の由来となった田村将軍夜明石はじめ巨石群があり、鳥居脇には道祖神の同種とされる「お人形様」が鎮座しています。明石神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。
田村将軍夜明石概要: 本堂脇に神社の名前の由来となる磐座を思わせる巨石と腰掛石が鎮座していて、案内板によると「延暦20年(801)桓武天皇の御字 征夷大将軍坂上田村麻呂陸奥は下向の際此処地に来りて大滝根山を根拠とする豪族大多鬼丸の強賊なるを知り、此所に武甕槌神を勧請して皇敵の降伏と戦勝祈願を行い其の夜将軍はこの石に腰をおろして夜を明かされたと云いらる。以来この石を「田村将軍夜明石」とて有名なり。」とあります。(写真は巨石の方)
明石神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-田村市教育委員会
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