八幡のケヤキ(下郷町中山)概要: 八幡のケヤキには次ぎのような伝承が残されています。天喜3年(1055)、前九年の役(陸奥国の蝦夷の首領である安倍貞任が多賀城にある陸奥国府に対して反旗を翻した反乱、乱は12年間にわたり繰り広げられ源頼義によって平定された。)の際、当地まで進軍した源義家(源頼義の嫡男)でしたが予想以上の難所だった事から従った兵も疲弊しました。
義家が当地に陣を敷いた時、村長である二宮太郎兵衛が手厚くもてなし、更に敵陣の背後を突く裏道を教えてくれた事で勝利を収めました。義家は二宮家に大変感謝し庭にこのケヤキを手植えしたと伝えられています。推定樹齢950年、樹高36m、胸高周囲1.2m、緑の文化財に登録され、平成5年(1993)に下郷町指定天然記念物に指定されています。
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