馬頭観音(東山温泉・会津若松市)概要: 馬頭観音は菩薩の一尊で衆生の無知や煩悩を無くし、諸悪を駆逐するととして信仰されています。文字に馬が入っていることから、民間宗教では馬を主とした畜生類の守護神とされ、家畜業や流通や運搬で牛馬を利用する業者などから信仰されました。東山温泉では頭上に複数の馬頭を戴ている石像と「馬頭観世音」の文字だけ彫られた供養塔が雨宿窟と呼ばれる洞窟の中に安置されています。案内板によると「 昔旅人が雨宿りをしたことから、雨宿窟といわれる大きな洞窟の中にあります。馬頭観音は諸悪や煩悩を馬の口のように食い尽くしてくれるとされ、とくに馬の病気と安全のために信仰されています。」とあります。
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