柳津町(歴史)概要: 柳津町の歴史は古く縄文中期から末期にかけての遺跡である石生前遺跡が見られるなど当時から人々が住んでいたことが分かります。
大同2年(807)に空海に命じられた徳一大師が虚空蔵尊(柳津虚空蔵尊又は福満虚空蔵尊)を奉じて円蔵寺を開山すると柳津町は門前町として栄えていきます。円蔵寺は大満虚空蔵尊(茨城県東海村)と能満虚空蔵尊(千葉県天津小湊町)(※金剛證寺−三重県伊勢市など著書によって異なる)と並び日本三大虚空蔵尊の1つに数えられ、織田信長や豊臣秀吉、江戸幕府や歴代領主である芦名家や松平家からも信仰が篤かったとされます。新潟県や山形県にも信者がいる程、広範囲に信仰があり町には多くの人達であふれていたそうです。
前面にある只見川は舟運も盛んで柳津町は舟や筏の発着所となり経済的にも潤った時代もありましたが昭和3年に鉄道が開通すると次第に舟運も廃れていきました。柳津町の町名の由来は只見川両岸に繁「柳」と舟運での船着場の「津」が重なり合ったもので当時の繁栄を象徴しています。現在の門前町は温泉街へと様が変わりし、昭和62年のボーリングにより源泉(泉質:ナトリウム-塩化物温泉)が出たことで新たな魅力が生まれています。
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