只見町: 成法寺

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概要・歴史・観光・見所

成法寺(只見町)概要: 仏地山成法寺は福島県南会津郡只見町梁取字御東に境内を構えている曹洞宗の寺院です。成法寺の創建は平安時代初期の弘仁年間(810〜824年)に徳一和尚によって開山したと伝えられています。

境内裏手には奇岩怪石(籠岩)が続く断崖絶壁があり古来から信仰の対象になっていたようで、弘法大師空海(真言宗の開祖)もここを訪れたという伝説が残っています。

成法寺観音堂は室町時代に建立されたと推定される御堂で寄棟、茅葺、平入、桁行3間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り、純唐様建築、鎌倉時代の様式の流れを組む御堂建築の遺構として大変貴重な事から昭和38年(1963)に国指定重要文化財に指定されています。

成法寺観音堂の札所本尊である聖観音菩薩座像(人肌観音)は応長元年(1311)に藤原三河権守宗景が寄進されたものとされ、高さ77p、桧材、割矧造、彩色玉眼入りの坐像で会津地方には珍しい古仏像として貴重な事から昭和30年(1955)、福島県指定文化財に指定されています。

元禄4年(1691)大芦村皆川弥三郎が奉納した武者図絵馬(縦42.8cm・横55cm)と元禄9年(1693)和泉田組郷頭五十嵐仁右衛門が奉納した親子馬図絵馬(縦34.5cm、横48cm)が平成6年(1994)、只見町指定文化財に指定されています。

又、元禄11年(1698)に周辺住民が制定した御蔵入三十三観音霊場の第一番札所(札所本尊:聖観世音菩薩・御詠歌:ただ頼めもらさず 救う梁取の 誓いあらたに 祈るこの身を)に選定されています(成法寺観音堂木製巡礼納札は只見町指定文化財に指定されています)。山号:仏地山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。

成法寺:上空画像

【 参考:文献等 】
・ ふるさとの文化遺産-郷土資料辞典7[福島県]-株式会社人文社
・ 現地案内板-只見町教育委員会


成法寺:ストリートビュー

成法寺:写真

成法寺
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