正福寺(矢吹町)概要: 長慶山正福寺は福島県西白河郡矢吹町中畑に境内を構えている真言宗豊山派の寺院で、安土桃山時代の慶長3年(1589)、長慶法師によって開かれたのが始まりとされます。
正福寺の本堂は江戸時代後期の文化8年(1811)に建てられた古建築物で、木造平屋建て、入母屋、瓦葺き、平入、桁行7間、梁間5間、正面切妻向拝付、棟梁が北平山村出身の徳三郎と徳右衛門が手掛けています。本堂天井は格子天井となっていて昭和2年(1927)に岡崎竹堂(長三郎)が制作した龍と玉の墨画が42枚(内陣)、花鳥画の彩色絵画が42枚(外陣)があり平成16年(2004)矢吹町指定文化財となっています。
山門は四脚門、切妻、銅板葺、一間一戸。薬師堂と思われる建物は、宝形造、鉄板葺、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り板張り、木部弁柄塗、花頭窓付。山号:長慶山。宗派:真言宗豊山派。
正福寺:上空画像
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