白河ハリストス正教会

  福島県:歴史・観光・見所(ホーム)白河市:歴史・観光・見所>白河ハリストス正教会

概要・歴史・観光・見所

白河ハリストス正教会概要: 白河ハリストス正教会は福島県白河市愛宕町に位置している生神女進堂聖堂で、案内板によると「 この聖堂は大正3年(1914)7月に着工され、翌4年5月に聖式(竣工)が行われ、ハリスト教会として現存するものでは、全国で5番目に古い洋風建築です。平面は聖所を中心として、西に啓蒙所兼玄関(上階は鐘塔)、東に至聖所を配し、全体は十字型平面です。

屋根は切妻造や八陵屋根、中央の聖所には緩勾配の方形屋根を2段にかけ、中央部白塗りのドラムの上に緑色のクーポル(丸天井)を重ねており、一方、屋内は白漆喰型、聖所の天井には、球面三角形八個を組み合わせた見上げのドームを構成し、ピザンチン様式の雰囲気を漂わせています。

設計は当時副輔祭であった河村伊蔵(現豊橋聖堂や現函館聖堂も担当)で、建築には地元の中村信太郎等があたり、費用は白河の信徒を中心に集められ、当時の金額4千円で建設されました。なお聖所には、福島県の重要文化財に指定されているイコン(聖画像)48点があり、そのうちの5点は当時の画家山下りんの筆によるものです。 福島県教育委員会 」とあります。

白河ハリストス正教会聖堂外壁は下見板張りで、縦長の上げ下げ窓を採用し、窓の上部には切妻状の小庇を設けワンポイントとして、同年代に建築された白河駅に見られる丸窓もありこの地方における洋風建築の要素の1つなのかも知れません。一番奥に配されている至聖所は多角形な平面に構成されていてより神聖さを強調しているようです。

白河ハリストス正教会聖堂は大正時代に建てられた教会建築の遺構として貴重なことから平成5年(1993)に福島県指定重要文化財に指定されています。

聖堂内に掲げられている48点(正面のイコノスタシスに26点、側面に22点、その内山下りんが制作5点)のイコン(聖画像)は貴重な事から名称「白河ハリストス正教会のイコン」として昭和58年(1983)に福島県指定重要文化財(絵画)に指定されています。

白河ハリストス正教会:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-福島県教育委員会


白河ハリストス正教会:ストリートビュー

白河ハリストス正教会:写真

白河ハリストス正教会
[ 付近地図: 福島県白河市 ]・[ 白河市:観光 ]・[ 福島県:近代建築 ]
白河ハリストス正教会 白河ハリストス正教会 白河ハリストス正教会 白河ハリストス正教会


※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。尚、「福島県:歴史・観光・見所」は「福島県の歴史」、「奥州街道」、「郷土資料辞典−福島県」、「日本の城下町−東北(二)」、「パンフレット」、「案内板」、「関係HP」、「歴史道路報告書」を参考にさせていただいています。※プライバシーポリシーはこちらです。