下郷町: 岳観音堂

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概要・歴史・観光・見所

岳観音堂(下郷町)概要: 岳観音堂の創建は平安時代初期の延暦16年(797)に坂上田村麻呂が東夷東征の折、戦いで命を失った人馬の供養の為、観音山中腹の洞窟に聖観世音菩薩を祀ったのが始まりとされます。下野町には大同2年(807)に坂上田村麻呂が塔のへつりの洞窟に虚空蔵菩薩を祀ったとの伝説が残されており、坂上田村麻呂伝説の広がりが感じられます。

一時荒廃しますが江戸時代初期の寛文3年(1663)に尊栄和尚が中興し景勝地である観音沼の畔である現在地に遷し御堂を再建しています。その後、元禄11年(1698)に周辺住民が制定した御蔵入三十三観音霊場に選定された事で益々信仰が広がっています。

正面の仁王門は江戸時代後期の天保13年(1843)に建てられた古建築物で入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚門、左右に仁王像(右側阿形・左側吽形)を祀っています。

現在の岳観音堂は明治25年(1892)に再建したもので木造平屋建て、宝形造、銅板葺、桁行3間、梁間3間、正面唐破風向拝付、向拝の欄間には龍、木鼻には獅子、唐破風の懸魚には鳳凰など精緻な彫刻が施されています。境内は観音沼の畔にあり豊富な自然を感じる事ができます。

御蔵入三十三観音霊場第十三番札所(札所本尊:聖観音菩薩・御詠歌:はるばると登れば 嶽の観世音 みたらせ沼に あそぶ水鳥)。

下郷町観光案内
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岳観音堂:上空画像

【 参考:文献等 】
・ ふるさとの文化遺産-郷土資料辞典7[福島県]-株式会社人文社
・ 現地案内板(由来)

岳観音堂:写真

嶽観音堂の境内正面に設けられた仁王門
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岳観音 岳観音 岳観音 岳観音


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