会津坂下町: 浄泉寺(青津観音)

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概要・歴史・観光・見所

浄泉寺(青津観音)概要: 青津観音堂は福島県河沼郡会津坂下町大字青津字本丁に境内を構えている御堂です。当初の別当寺院である正徳寺(青木寺)は古代の大寺院である高寺の「高寺三十六坊」の1坊の後継ととも云われる古刹で、室町時代末期の天文20年(1553)に岌円和尚により再興、永禄16年(1568)に松岩和尚が境内に観音堂を造営したとされます。

江戸時代初期の慶長16年(1611)に発生した会津大地震と、その後の大水により堂宇が倒壊し、聖観音菩薩像は隣村に境内を構える現在の別当寺院である清光山浄泉寺の本堂で祭られる事になりました。正保3年(1646)に現在地である亀ヶ森古墳の頂上付近に青津観音堂が造営され、その後も浄泉寺が引き続き管理しています。

江戸時代中期の享保12年(1727)には当初祭られていた青木村から聖観音菩薩像の返還が求められましたが、会津藩(藩庁:鶴ヶ城)はその訴えを退けています。

浄泉寺の創建は不詳ですが古代の大寺院である高寺の「高寺三十六坊」の一つ「浄泉坊」の後継寺院とも云われ、南北朝時代の北朝暦康歴2年/南朝暦天授6年(1380)に生江大膳(領主である芦名氏の家臣)により再興され、室町時代の文明年間(1469〜1487年)に薫山和尚により曹洞宗の寺院として改宗開山しています。

青津観音堂は木造平屋建て、宝形造、銅板葺き、桁行3間、張間3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。浄泉寺本尊である木造阿弥陀如来立像は13世紀後半頃、極楽浄土を祈願する為に奉納されたもので、像高79.3cm、割矧造、玉眼、貴重な事から平成5年(1993)に会津坂下町指定文化財(彫刻)に指定されています。

会津三十三観音霊場第三十二番札所(札所本尊:聖観音菩薩・御詠歌:春は花夏は青木に繁りつつ 秋は紅葉に染むる露しも)。山号:清光山。宗派:曹洞宗。本尊:阿弥陀如来。

青津観音:上空画像


青津観音:ストリートビュー

浄泉寺(青津観音):写真

浄泉寺(青津観音)
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