阿弥陀寺(南相馬市)概要: 中目山岩松院阿弥陀寺は福島県南相馬市鹿島区南屋形前畑に境内を構えている浄土宗の寺院です。阿弥陀寺の創建は室町時代の應永13年(1406)、当時の領主である岩松義政が源尊上人招いて開かれたのが始まりと伝えられています。
阿弥陀寺の主な寺宝には「刺繍阿弥陀名号掛幅」:鎌倉時代作とされ南無阿弥陀仏の文字を刺繍−国指定重要文化財。「刺繍亜無駄三尊来迎掛幅」:阿弥陀如来が四八光芒の光背を背負っている−福島県指定重要文化財。「法然上人像版木」:法然上人が、墨染めの法衣と袈裟を着て座る図版、「正和乙卯」(1315)の刻銘がある−福島県指定重要文化財。などがあります。
又、阿弥陀寺には蛇にまつわる伝説が残され、境内には蛇塚が築かれています。山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、四脚門。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行7間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。山号:中目山。院号:岩松院。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
阿弥陀寺の文化財
・ 刺繍阿弥陀名号掛幅−鎌倉時代−国指定重要文化財
・ 刺繍亜無駄三尊来迎掛幅−鎌倉時代−福島県指定文化財
・ 法然上人像板木−室町時時代−福島県指定文化財
・ 大イチョウ−推定樹齢600年−南相馬市指定天然記念物
・ 善光寺式仏像−南相馬市指定文化財
・ 銅鐘−寛延元年(1748)−南相馬市指定文化財
・ 高台寺式唐草模様懸盤漆塗膳椀−南相馬市指定文化財
阿弥陀寺:上空画像
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