三津谷集落(喜多方市)概要: 三津谷集落は煉瓦蔵が散在する集落です。戸数が5戸と規模の小さな集落ですが、その全ての屋敷に煉瓦蔵が建っています。集落付近に樋口窯業の登り窯があった事が原因とされます。特に若菜家には明治末期から大正時代に建てられた煉瓦蔵が4棟残されていて中には3階建や蔵座敷があります。
若菜家は喜多方の煉瓦造に尽力し樋口市郎に出資することで雪深い喜多方地域に合わせた独自の煉瓦焼成に成功しました。基本的には煉瓦に釉薬をかける方法であることから、樋口市郎が作り出した煉瓦は独特の風合いがあり一般的な赤煉瓦造の建物とは印象が異なります。
この事から若菜家や三津谷集落では積極的に煉瓦造の建物が積極的に建てられたと思われ、特に若菜家の作業蔵は、平成19年(2007)に経済産業省認定の産業遺産に指定されています。
三津谷集落:上空画像
|