ノートルダム修道院(福島市)概要: ノートルダム修道院は昭和10年(1935)に建てられた洋風建築でカナダから木材を運ばせたという当時としては大変力が入った工事だったそうです。木造2階建て、切妻、瓦葺、の建物で縦長の上げ下げ窓やドーマなどの洋風建築の要素を取り入れています。玄関部分は外壁面より前に出し、屋根の妻面を正面にすることで正面性を演出し、柱飾りやレリーフ、ファンライト、ベランダの手摺など細かな意匠が施されています。白の壁と赤の屋根のコントラストが鮮やかで印象に残る建築となっています。又、ノートルダム修道院は昭和16年(1941)にインド洋でドイツの軍艦に拿捕された客船から民間人(140人)が抑留所となり終戦まで監禁された場所として歴史的にも貴重な存在となっています。
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