日本基督教団福島教会

日本基督教団福島教会概要：　日本基督教団福島教会は明治４２年（１９０９）に建てられた洋風建築です。設計は教会建築を数多く手掛けたウィリアム・メレル・ヴォーリズで彼が携わった初期の作品としても貴重な存在といえます。

構造は木骨煉瓦造、平屋一部２階建て、切妻（塔屋は尖塔屋根）で縦長で上部が尖塔状の窓を採用する事で洋風を強調し、塔屋上部を木造の真壁造りにする事で印象的な存在感を感じます。

福島県内では最古の教会建築として国登録有形文化財に指定されています。ウィリアム・メレル・ヴォーリズはアメリカ出身の建築家であると共にキリスト教徒伝道者でもあり日本国内に多くの近代洋風建築を設計する傍らキリスト教の伝道を行い教会建築も数多く手懸け、福島教会も代表作の１つで貴重な事から国登録有形文化財に登録されていましたが東日本大震災で大破し登録が解除になっています。

近くにある日本基督教団福島新町教会（昭和２年：１９２７年建築）もヴォーリズの設計とされます。