大峰不動尊(磐梯熱海温泉・郡山市)概要: 大峰不動尊(雪枝不動尊)の創建は南北朝時代の建武年間(1334〜1336年)、萩姫(公家の娘)という美しい姫が重病となり伏せっていると不動明王の化身が夢枕に立ち、都から5百番目の川を越えた地に霊泉があり浸かると平癒すると告げられました。
萩姫は御告げに従い、此の地の霊泉に浸かると忽ち病気が平癒し元の美しい姿に戻りました。侍女雪枝は感謝の意から不動明王像を祀る堂を建立し姫が京都に戻った後も尼となり生涯これを祭祀したと伝えられています。
不動滝を見下ろす高台に位置し、岩窟に安置されている不動明王を守るように入母屋、銅板葺、妻入の御堂が建立されています。又、磐梯熱海温泉が「美人の湯」と呼ばれるようになった由来にもなっています。麓には五百川の支流による不動滝もあり清涼感に包まれています。
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