浄土平湿原(福島市)概要: 浄土平湿原は一切経山の火山活動によって吹上げられた火山灰が堆積したもので、それが長い年月をかけて水分が浸透しにくい火山灰層となりました。その為、地表部分には水が溜まり易く、そこに周囲の山々の土砂や動植物の遺骸などから土壌が形成され、独特の湿原が見られるようになりました。浄土平湿原ではモウセンゴケ、ワタスゲ、ツルコケモモ、イソツツジ、エゾリンドウ、ミズゴケ、イワカガミなどの湿原植物が生育しています。浄土平の名称の由来は吾妻山を信仰する吾妻山神社の修験僧や参拝者が此の地まで登拝した際、山頂付近に広がる様子が極楽浄土に例えたのではないかと推定されています。浄土平は吾妻八景(白樺の峰・つばくろ谷・天狗の庭・浄土平・双竜の辻・湖見峠・天風境・国見台)の1つに数えられています。
|